くんぺるの森
マルちゃんはお母さんとおかたづけをしています。
マルちゃんが小さな時に使っていた おもちゃや洋服がでてきました。
お母さんは誰かにあげようと思っていましたが、今は、皆新しい物がすぐ買えるのでだれももらってくれません。仕方がないので、もう必要がないので捨てようと段ボールにいれています。
そこにお父さんが帰って来ました。
まるちゃん 「お父さん、これマルちゃんが小さい時のだよ、もう要らないから捨てるの こんなにあるんだよ~」
でもマルちゃんはちょっとさみしな~と悲しい気持ちになりました。
お父さんはそんなマルちゃんの為に、こんなアイデアを言いました。
マルちゃん お父さんの会社にアフリカから日本に来ている家族がいるんだ。その家族にはまだマルちゃんより 小さな子どもがいるから聞いてみようか?と言ってくれました。 マルちゃんはお父さんにお願いしました。
次の日お父さんが帰ってきました。
お父さん「マルちゃん お父さんの会社の人がとても喜んでぜひ欲しいと言っていたよ。日本では古くなったもの飽きちゃったもの、使わないものはどんどん捨ててしまうからもったいないって、その人のアフリカの町では物がなかなか買えない人がたくさんいるからそういう人達に日本で捨てられてしまう物を持って行ってあげたいって言ってたよ。」
まるちゃんはそれを聞いてホッとしました。
マルちゃんは、日曜日にお父さん、お母さんと三人でアフリカからきたギリさんの家族のお家に行きました。マルちゃんが使わなくなったおもちゃや洋服、靴をみてギリさんの子ども達のヤヌー君やメロちゃんは大喜びでした。アフリカのお父さんお母さんもとても喜んで感謝してくれました。そしてアフリカの写真も見せてくれました。そしてアフリカのお話もしてくれて、なかなか物を買えないという事をしりました。
マルちゃん「日本にはたくさん捨てるものがあるから、それを必要な人に上げれたらいいな」とお父さんとお母さんに言いました。お父さん「それならばそれを寄付できるところをインターネットで探せば良いよ」と教えてくれました。
お母さん「お母さんのお友達にも聞いて要らなくなったものがないか聞いてあげるね」と言ってくれました。
マルちゃんは早速、インターネットで寄付できるところを探しました。 そこに送ればアフリカや必要な国に届けてくれるそうです。でもマルちゃんはそのホームページを見て、自分でもそういうものを作りたいなと思ってお父さんに聞きました。
お父さんはパソコンの会社に勤めているので マルちゃんにホームページを一緒に作ってくれると言ってくれました。
マルちゃんはお父さんと 自分やお母さんの友達の要らなくなったものを アフリカのギリさんの町の人に送ろうという事を伝えるのに、その町がアフリカのどこにあってどんな街なのかをネットやギリさんに聞いて一生懸命ホームページを作りました。
ギリさんはこの間のもらった物のお礼にとアフリカのお茶をまたくさんくれました。日本では飲んだことがないお茶でしたがあまくていい香りがするとても美味しいお茶でした。
ギリさんの奥さん「アフリカ町ではこのお茶がたくさんと採れるから、私達はお金がないからお礼の代わりにお茶を日本の皆にあげたいの」と言いました。
マルちゃんは、それを聞いてお父さんに「このお茶が日本で売れたらいいのになと」と言いました。お父さんは「そしたら、せっかくマルちゃんがホームページを作ったならそれを載せればいいじゃないの」と言いました。
マルちゃん 「そうか!そうだね、そしてらその町の人達もお金が入って少しでも好きな物を買えるね」
マルちゃんは その町で採れるお茶を売れるように紹介して自分のホームページに載せました。そしてお母さんやお父さんと一緒に色々な人に見てもらえるようにたくさんの人に自分のホームページを紹介しました。 それを見たお父さんの会社の社長さんが、もっとみんなに見てもらえるように会社のホームページにもマルちゃんのホームページを紹介して世界中の人からも見てもらえるようにしてあげるといいました。
それから1週間して、たくさんの人達からマルちゃんのところにメールがきて色々な人が手伝ってくれるようになりました。ギリさんの子どものヤヌー君やメロちゃんもアフリカの友達やいとこにこの話をしてみんながマルちゃんにメールを送ってくれるようになりました。マルちゃんはヤヌー君に聞きながらアフリカの言葉も少しづつ覚えるようにもなりました。そしてヤヌー君やメロちゃんや町の子ども達は音楽が大好きで本当はみんなミュージシャンになりたいけど、楽器もないしそんな夢は叶わないとおもっている子ども達がたくさんいる事を知りました。マルちゃんは、日本に生まれて欲しい物を買えたり好きな事をするために学校に行ける事が本当に恵まれて幸せなことなんだと思いました。
そこでホームページに要らなくなった楽器なども送って欲しい事を書きました。
また、1週間後にアフリカからメールがきて、日本からたくさん楽器が送られてきたことそして、たくさんの人からアフリカのお茶を買ってくれて町の人がとても喜んで、子ども達の為に学校をに音楽室を作ってくれることになりました。それまでは音楽室などなかったし、楽器もなかったのですがマルちゃんのホームページのおかげで、子ども達の夢が少しでも叶う事ができました。
日本のお友達も、ヤヌー君やメロちゃんやアフリカの子ども達も大喜びです。そしてそんな子ども達にたくさん勇気をもらった町の人や、ホームページを見た人がたくさん応援してくれるようになり、お茶をたくさん買って町の学校にパソコンも買えるようになり、インターネットを使って日本とアフリカで一緒に練習したり話す事も出来るようになり、アフリカの子ども達は日本語も覚えてりお茶だけでなく、自分で作ったバックや木彫りのおもちゃなども売れるようになりました。
マルちゃんのホームページで、アフリカの一つの町が大きく変わり、そこに住んでる子どもも大人も世界とつながり、自分で生きていくちからとそして夢をもつおおきな希望をもてるようになりました。